とんでも小説の概要・2(日本沈没編)

-記事から引用-

日本人は熊本城を観ると朝鮮侵略の野望を燃え立たせる!?

この小説の作者・崔チョンジェ氏は1967年生まれ、大学院を卒業後、公務員試験を準備中とのことである。
小説の全編にわたって詳細なルールやデータの解説が豊富にちりばめられており、崔氏が熱烈なサッカーファンであることがわかる。
もっとも過剰な解説のせいで肝心のストーリーが粗雑になってしまっていることは否定できない。
そもそも日本が「韓国植民地化」「中国大陸進出」のために推進している「AIDS計画」の詳細も最後まで不明のままである。

サッカーチームの強化訓練を通して、どうやって中国や韓国を侵略できるのか、またなぜそんな侵略をする必要があるのか、何らの説明もない。
さらに従軍慰安婦問題(ユース・チーム監督の母親は従軍慰安婦だった)や在日韓国・朝鮮人問題(日本では在日韓国人サッカー選手が審判の不当な判定に抗議するや、その選手を逮捕して懲役15年を言い渡し、刑務所の中でサッカーができないように足をへし折るなどの蛮行が行なわれているという記述あり)、人権問題(日本ではヤクザに対し島流しの刑が行なわれているとの記述あり)、果ては日本の改憲問題、自衛隊PKO活動参加問題までが何の脈略もなく無造作にストーリーに投げ込まれている。

日本に対する憎悪をあおり立てるための設定なのだろう。
ともあれこの小説は前述した法則(1)(2)(4)※を充たしているという点で典型的な「反日小説」だと言える。
-引用ここまで-

※(1)(2)(4)の内容については
前ブログ「とんでも反日小説」で
確認して頂けると幸いです。

ブログ内容が前後してしまい
申し訳ございません。