とんでも小説の概要ーextra・3ー

ー記事引用ー

ミュージカルやドラマで描かれている閔妃像は史実から乖離したものであり、韓国の大学教授(明知大学の洪順敏副教授)ですら、「歴史研究が十分でない状況で芸術作品化され、過度に美化されている面も否めない」と認めています(このコメントを朝日新聞がそのまま載せてることにもびっくりですが)。

なお、上の朝日新聞の記事では、閔妃殺害には日本のみが関与したかのごとく書かれていますが、実際にはこれは日本と韓国(当時の李氏朝鮮)が合作で行ったものです。

閔妃を排除しようという動きはそもそも朝鮮の改革派や、閔妃の政敵であった義父・大院君にもあり、したがって殺害実行犯の中には朝鮮人もいました。

この閔妃殺害(乙未事変)の成功により、日韓連合の革命勢力は閔妃守旧派を排除し、革命政府を再構成できたのです。

閔妃殺害については、09/9/28付:「朝鮮紀行」イギリス人女性が見た19世紀末の朝鮮(3)の後半にまとめてあります。

なお金完燮氏は「親日派のための弁明2」で、こう述べています。

閔妃には国がどうなろうと関係なかった。腐りはてた李氏王朝を維持し、自分の一族の繁栄のために、日本についたり清国についたりして、ことごとく朝鮮の改革を妨害した人物だ。
このような女を今になって、自主独立の殉教者であるかのように描写するのは、歴史に対する深刻な歪曲にほかならない」

韓国人はフィクションと現実を混同する(あるいはメディア等がミスリードして国民を混同させる)癖があり、日本が絡むと特にそれがエスカレートするようです。

剣道やソメイヨシノなど日本の文化を韓国発祥だと強引にこじつけて主張する、いわゆる「ウリナラ起源」にもそれが現れていますね。

紹介したSAPIOの記事は12年前も前のものですが、今なお韓国ではこの種のトンデモ反日小説が出版され続けています。

ー引用ここまでー