マスコミの支配者・2

-記事引用-

他の国では広告代理店は仲介業者である。

日本では広告主がどのような広告をどこに出すべきかまで電通が決めることが多い。

商業テレビが主要産業になってるもう一つの国、アメリカでは、番組がどのていど商業的に成功しているかを評価するのは、独立した視聴率調査会社である。

日本ではこの機関も電通の手に握られているのである。

電通は企業の不祥事を世に知らせたりその後でもみ消したりする手が使えるので、大企業を脅かすことができる立場にある。

また、電通は仕事の上で知った不正行為を当局に通告するという噂があるので、企業は代理店を変えることもできない。

一九三六年から四五年まで独占的な政治の宣伝機関だった同盟通信社と一体だったこと
また、どちらも戦時中の同盟通信社の末裔である共同通信社時事通信社という日本の二大通信社と、非常に緊密な関係があることにも起因する。

このつながりは株式の相互持合いによって強化されている。
共同が扱うニュースについては、つねに電通に情報が入る。

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