「日本」という国名

「日本」という国名は689年に施行された「飛鳥浄御原令」が始まりであるとしています(645年の大化の改新時というのもありますが、律令としての定めは689年となります)。そうであれば5世紀に存在した任那日本府は後世の作り話ではないか(日本書紀は720年成立)、というのが彼らの主張。
日本という呼ばれ方は689年以前は行われていない、と言いたいのです。

元々、「日本」は「ヤマト」と発音されていました。

ヤマト=「倭」という呼ばれ方は紀元前からすでに行われており、「邪馬台」も古代日本語発音では「ヤマト」となります。
それが「大倭」(ヤマト)となったのは本来の日本列島を倭と呼んでいた中国の地理的範疇が拡大された事を(=朝鮮半島をも支配していた)指し示すのです。

5世紀に「任那ヤマト府」は実在し、720年の際にヤマトの当て字でもあった「日本」を使ったに過ぎないのです。

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