小泉純一郎の失敗

ニッポン放送 ラジオAM1242+FM93の記事から部分引用です。
http://www.1242.com/lf/articles/134809/?cat=politics_economy&pg=cozy
▽以下引用▽
"2002年拉致被害者5人釈放"がその後の拉致問題解決の妨げになっている理由
2018/10/18 12:59
ニッポン放送飯田浩司のOK! Cozy up!」(10月18日放送)に青山?晴(自由民主党参議院議員)が出演。2002年に拉致被害者5名が帰国した際、小泉政権北朝鮮と同意した内容と、その後の拉致問題への影響について解説した。

(中略)

平成最大のニュース~拉致被害者5人帰国

飯田)「平成最大のニュースと言うと、平成14(2002)年の日朝首脳会談と、拉致被害者5人が帰国したことです。これは本当によかったと思いました」といただいています。
一方で、「拉致問題に関して、金正恩氏は『譲歩している』と言っています。また、韓国の文在寅大統領は金委員長を信頼しきっていますよね。日本は何も言わなくて大丈夫でしょうか?」という心配のメールもいただいています。

青山)まず「小泉訪朝の結果、5人の拉致被害者が帰って来られたことが、平成最大のニュース」というお気持ちはすごく伝わります。
しかし、その裏を考えると、まずご承知の通り、北朝鮮は5人を返したわけではない。よく言って「一時帰国」です。「ちょっと故郷を見ても良いけど、その後帰ってこい」です。それを小泉総理や、当時の安倍晋三内閣官房副長官も含めて同意していたのが、あまりにも酷い。
実際、5人は一時帰国の約束で日本へ帰って来たのを、中山恭子さん(当時は自民党所属)がまず「おかしい」と言って、それで安倍さんが政権内部から異を唱え、ようやく「帰国」となりました。

(中略)

青山)私は自由民主党現職議員ですが、問題発言をどんどんします。小泉総理は「しばらく返すけど、その後北朝鮮に戻す」というだけで1兆円払おうとしていました。これは実質密約です。そして、全部国民の税金です。
北朝鮮から見たら、1兆円どころか1円も払われず、その後経済制裁になったから「日本こそ嘘つきだ!」と思いこんでいるし、相手側からしたら当然でもある。それが拉致事件が前に進まない1つの原因になっていることを考えると、平成14年(2002年)9月17日の日朝首脳会談と、その後の5人の方々の帰国。
ご本人や家族にとって、これほど良いことはない。しかし、私が「日本人はすごいな」と思うのは、拉致事件のかすかな光として、この5人の方々が一瞬たりとも「これでよかった」とおっしゃらないのはもちろんですが、まったくそういう雰囲気がない。心の底から「よかった」と思っていない。他の方々もみんな帰って来ないと、解決ではない。
それから、曽我ひとみさんについては、母親のミヨシさんが帰って来ないと解決にならないということも含めて、他人のことを考えている。「自分が帰ることができたからいい」という気配がまったくないのは、本当にすごいことだと思います。
△以上引用△